こんな様子の子ども、いませんか?
鉄棒にツバメの体制でつかまった途端、
「落ちそうで怖い」と言って、前に回れない。
頭を下げる動きを極端に嫌がる。
乗り物酔いしやすい。
姿勢を保つのが難しく、すぐ崩れる。頬杖をついたり、机に突っ伏したり。
「やればできる」「怖くないよ」と声をかけても、
その子の身体は動きません。
その子は、勇気がないのではありません。
頭の位置が変わると全身の筋緊張が変化する、
TLRが残存しているサインです。
よくある誤解
「練習が足りない」
「根性がない」
「慣れれば大丈夫」
TLRが残存していると、
頭を前に傾けると全身が丸まりやすくなり、
頭を後ろに傾けると反り返りやすくなります。
鉄棒で頭が下がった瞬間、
神経系が「危険」を感じて身体を固めます。
これは意志の力でどうにもならないからこそ、体に反応して不安感が増してしまう。
だから「怖くないよ」という言葉は、
その子の神経系には届かない。
今日からできる一つの関わり
鉄棒をやらせる前に、
頭の位置が変わる動きをあそびの中で経験してみてください。
ゴロゴロ転がる。
でんぐり返し。
ブランコで揺れる。
トランポリンで弾む。
頭の位置が変わる反射の動きを使ったあそびを繰り返して、神経系が繋がれていくと、
自分で身体をコントロールすることができるようになると、少しずつ怖さも和らいでいきます。
「できるようにさせる」より先に、
その子が安心して頭を動かせるあそびを楽しむ。
そして、一緒にいる大人がゆっくりとした呼吸を心がける。
安心安全な人であり、場を作る人となる。安心できる環境の中で、身体は少しずつ動き出します。
あそびと発達は両輪です。
まとめ
・バランスが苦手・怖くて動けないのは根性や練習の問題ではなく、頭の位置の変化に神経系が反応しているサイン
・「怖くないよ」という言葉は神経系には届かない
・頭の位置が変わるあそびを楽しめる環境づくりが神経系を整えていく
・大人の呼吸が安心できる環境づくりと子どもの安心につながる
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