保育園で看護師として働いていると、子どもたちのさまざまな成長の姿に日々出会います。
保育園では同じ年齢の子どもたちが集団で過ごしているため、家庭の中では気づきにくい発達の特徴や個性が見えやすいことがあります。
特に核家族化が進み、子ども同士で遊ぶ機会が減っている現代では、「発達が少し気になるかな?」と感じるお子さんは決して珍しくありません。
また、「もしかすると特性があるかもしれない」と感じるお子さんでも、まだ診断を受けていなかったり、発達支援センターなどの専門機関につながる前だったりすることも多くあります。
心と身体はつながっている
私はこれまで、少し専門的な(いやマニアックな?)分野から、発達支援を学んできました。
その背景には、「良いお母さんにならなくては」と頑張りすぎて、心身ともに疲れ切ってしまった経験があります。
自分崩壊の危機とも言える時期に、心身医療としてのヨーガ療法に出会いました。そこで実感したのは、「呼吸と身体へのアプローチによって、心が整っていく」ということです。
ヨーガ療法には、次の3つの柱があります。
- 呼吸を整える
- 身体を整える(ポーズによる緊張と弛緩)
- 心を整える(ヨーガの智慧)
そして、この順番にも大切な意味があります。さらにこれは、心と身体の不思議なつながりを感じる入り口でもあります。
身体から整える発達支援
発達支援の分野で学んだ「原始反射の統合」や「MBL(ムーブメントベースドラーニング:動きは学びの土台)」も、身体を動かすことや遊びを通して、学びの土台を整えるアプローチです。
つまり、身体から働きかけることで、子どもが本来持っている力を引き出していく方法です。
これらの支援は、最終的に
- 自分で自分を支える
- 自分らしく生きる
- 自分の人生を歩む
という力へとつながっていきます。
子どもは、自分のタイミングで育っていく
身体が整うことで、生活の中で感じていた困りごとや生きづらさが軽くなることがあります。
そして子どもたちは、自分の力で、自分のペースで、準備が整ったときに「ぽん」と大きく成長していきます。
その過程で見せてくれる「できた!」という瞬間を一緒に喜ぶことは、自分の力を信じる気持ちや、肯定的な自己認知につながります。
また、大人との安心できる関係性の中で育まれる安全感は、発達の土台として子どもの成長を支えていきます。
発達支援は、すべての子育てにつながっている
発達支援を学べば学ぶほど、これは特別な支援ではなく、すべての子育てに通じるものだと感じます。
子どもの行動には、必ず理由があります。
「どうしてこんな行動をするのだろう?」
その背景がわかると、親も子もずっと楽になります。そして、お互いに安心して過ごせる環境をつくることができます。
親もまた、発達していく
私自身、二人の子どもを育てる母でもあります。「家で笑っている母親でいたい」と願いながら、日々試行錯誤の連続です。
子育ては、子どもを育てるだけでなく、親自身も育っていく時間です。大人もまた、成長し続ける存在なのだと感じています。
子どもと一緒に、親も少しずつ発達していく。
そんな気持ちで、ともに歩んでいけたら嬉しいです。
まとめ
発達が気になることは、特別なことではありません
心と身体はつながっています
身体からのアプローチが学びの土台をつくります
子どもには、それぞれのタイミングがあります
安全な関係性の中で自己信頼や肯定的な自己認知が育ちます
子どもの行動には必ず理由があります
発達支援の視点は、すべての子育てに役立ちます
子育ては、親もともに成長する時間です



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