パーマー反射|不器用・力加減が難しい子の背景にあるもの

こんな様子の子ども、いませんか?

鉛筆や箸をうまく持てない。
ハサミの使い方がぎこちない。
物を強く握りすぎて壊してしまう。
逆に力が弱くて、すぐ落としてしまう。

「何度教えても覚えない」
「もっと丁寧にやりなさい」
つい何回も言っちゃいたくなるような姿

その子は、単なる不器用なのではないかもしれません。手のひらの感覚が、まだ発達の途中にあるサインかも。


よくある誤解

「練習が足りない」
「集中していないから」
「やる気がない」

これらは全部、大人から見た子どもの姿です。本当でしょうか?子どもの内側では何が起こっているのでしょう?

パーマー反射が残存していると、
手のひら全体で握ろうとする動きが残ります。
指先だけで細かく操作することが難しくなります。

何度練習させても定着しにくいのは、
神経系の発達がその段階にあるからです。
練習量の問題とは違うのです。


そんな時、私は現場で、こんな「問い」が浮かびます。

四つ這い遊びしている時の手の使い方はどうだろう?

お口と手の関係はどうだろう?

手首、肘、肩との連携はどうだろう?

体全体の使い方はどうだろう?

握る・離すの動きを繰り返す遊びを楽しく面白くできないだろうか?

それが楽しくないなら、もっと土台に戻ったあそびとか楽しいかも。

今日からできる一つの関わり

「正しい持ち方」を教える前に、
手のひらをたくさん使うあそびを楽しんでみてください。

粘土をこねる。
砂や土を握る。
ボールを投げる・受け取る。
雑巾を絞る。

「正しくやらせる」より先に、
手がたくさん動く環境を整える。

そして、何よりも面白がって楽しくあそんでたら発達する
あそびと発達は両輪です。

身体の大きな中心部(体幹)から末端へ発達は進みます。


体幹、肩、肘、手首、手のひら、手を使った遊びが積み重なって、
はじめて指先の操作が育っていきます。


まとめ

・不器用・力加減が難しいのは練習不足ではなく、手のひらの感覚の発達途中のサイン

・何度練習しても定着しにくい時は、神経系の発達段階を確認するサイン

・握る・離すの遊びが手のひらの感覚統合を育てる

・正しい持ち方を教えることより先に、手をたくさん使う遊あそびの充実


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