赤ちゃんの動きの中に、発達の土台があります
原始反射とは?
赤ちゃんが生まれながらにもつ本能的な動きで、赤ちゃんはこれらの反射を通して、以下の生きるための基本的な力を育てていきます。
- 呼吸する
- 飲む
- 姿勢を保つ
- 動きを広げる
- 感覚を育てる
原始反射は、生きるために必要な機能を支えながら、脳と身体の発達の土台を築いていきます。
やがて、より高度な動きへと統合され、姿勢・運動・感情・ことば・学習の土台となっていきます。
私は、一般社団法人ここからだ で学びながら、保育の現場で日々の遊びや関わりの中に発達支援を取り入れています。
原始反射と脳幹
原始反射の多くは、「脳幹」が司る本能的な反応です。
「脳幹」は、呼吸・心拍・体温調節など、生きるために欠かせない働きを担う「生命維持の脳」です。
私たちが危険を察知したとき、とっさに身体が反応するのも「脳幹」の働きです。
考えるよりも先に身体が動くことで、私たちの命は守られています。
つまり原始反射は、単なる赤ちゃん特有の動きではなく、脳と身体を育てるための大切なプログラムなのです。
安全・安心が発達の出発点
脳幹は発達の土台であり、「安心」の中で育ちます。
私たちの身体は、安全だと感じられる環境の中では、探索し、遊び、学び、成長することができます。
反対に、不安や緊張が続く状態では、身体はまず命を守ることを優先し、発達や学びに使うエネルギーが少なくなります。
だからこそ、安全・安心は、すべての発達の出発点です。
子どもが安心して遊べること。
安心して人と関われること。
安心して「やってみたい」と思えること。
その積み重ねが、脳と身体の発達を支える土台となっていきます。
発達には順序があります
赤ちゃんが見せる原始反射の「動き」は、発達の順序性を示す先生でもあります。
子どもの発達には一定の順序があります。
- 頭から足へ
- 中心から末端へ
- 前後の統合
- 上下の統合
- 左右の統合
身体のまとまりを少しずつ育みながら、発達は積み重なっていきます。
発達を支えることは、順序を急がせることではなく、その子自身の育つ流れを理解し、邪魔をせずに見守ることでもあります。
あそびの中に発達の科学がある
脳は、動きの中で育ちます
脳は、「動き」の中で育ちます。からだを動かすことは、脳を育てること。
育った脳は、また新しい動きを生み出します。そして、その新しい動きがさらに脳を育て、次の発達を支えていきます。
この循環は、子どもの「自然なあそび」の中で、自ずと展開されています。
子どもは、自分に必要な動きを知っています
「登る、回る、揺れる、跳ぶ、転がる」
一見するとただのあそびに見える動きの中に、脳と身体の発達を支える大切な意味があります。
「遊びの中に、発達の科学がある。」
それが、私が日々の保育の中で感じていることです。
子どもたちは、あそびの中で、「自分に必要な動きを自然に選びながら」育っています。
大人には危険に見えるあそびも、実は脳の発達に必要な動きだとしたら?
子どもを「理解する」ためのヒントが、あそびの中にはたくさん詰まっています。
原始反射の視点が教えてくれること
落ち着きにくさ
不器用さ
姿勢の崩れ
感覚の過敏さなどは
単なる「困った行動」ではなく、発達の土台からのメッセージであることがあります。
原始反射の視点を持つことで、子どもの行動を別の角度から理解し、
「困った行動」としてではなく
発達のサインとして理解することができ、その子に必要な支援のヒントを見つけることができます。
原始反射を知ることは、子どもの行動や姿勢の「何故?」を理解することです。
もっと詳しく知りたい方へ
あそびから育ちを学ぶ。
育ちから保育を深める。
原始反射について、より専門的に学びたい方は、「一般社団法人ここからだ(こころとからだの発達・学習支援)発達支援コーチ®️」のホームページ↗️をご覧ください。
今後、このサイトでも
- 原始反射チェック
- 発達の順序性
- 遊びによる発達支援
について、実践とともに発信していきます。
